【セルタ】19−20シーズン移籍市場終了。セルタの補強総括、他

La Liga情報

2019−2020シーズン前半の移籍市場が閉幕

スペイン現地時間9月2日。

2019−2020のラ・リーガ・サンタンデール前半戦向けの移籍市場が閉幕しました。

毎年の恒例行事のごとく各国、各クラブが最終日ギリギリまで調整を続け複数の移籍が成立。

9月15日まで国際Aマッチウィークとなるためプリメーラ・ディビシオンは休止期間に入り、9月15日の第4節からリーグ戦が再び再開することが決まっています。

最終日にラフィーニャが加入

セルタ・デ・ビーゴで言えば最終日にバルセローナからブラジル人MFラフィーニャ・アルカンターラをレンタルで獲得。

2013−2014シーズンに同じくバルセローナからレンタルで加入し1シーズンをセルタでプレーしたラフィーニャにとってはこれが2回目のセルタ加入ということになります。

ラフィーニャ本人は出生こそブラジルのサンパウロですが、父親のマジーニョが長くスペインでプレーしており、1996年からマジーニョはセルタに移籍していたため実質的にはビーゴ育ちです。

1996年〜2000年までセルタでプレーしたあと現役を引退した元ブラジル代表MFマジーニョの次男として生を受けたラフィーニャ。

実兄は現在バイエルン・ミュンヘンでプレーするスペイン代表MFチアゴ・アルカンターラです。また、バレンシアでプレーするスペイン代表FWロドリゴ・モレーノはラフィーニャとチアゴの従兄弟にあたります。

実家がビーゴにあるため幼少期をビーゴで過ごしガリシア語も話せるラフィーニャはチアゴとは異なりブラジル国籍を選択。2016年のリオデジャネイロ・オリンピックにはU-23ブラジル代表として参加しています。

父親のマジーニョは引退後もセルタとの関係が深く、クラブにも頻繁に出入りしていた影響でラフィーニャもチアゴも子供の頃の遊び場はバライードスでした。

バルサBでプロとしてのキャリアをスタートするまではラフィーニャもセルタのカンテラでプレーしており、その際に同期として同じチームでプレーしていたのが開幕前に同じくバルサから移籍してきたMFデニス・スアレスです。

幼少期にセルタのカンテラで共に育ち、なおかつバルサでもチームメイトだったデニス・スアレスとラフィーニャは非常に仲が良く、ポジションもデニスが左サイドでラフィーニャが右サイドということもあり、まさにカンテラ時代の再現が見られるシーズンになるかもしれません。

ラフィーニャのお披露目会

メディカルチェックを済ませて正式にセルタと契約を交わしたラフィーニャの背番号は2013−2014シーズンと同じ「12番」に決定しています。

恒例となっている新加入選手のお披露目会「プレセンタシオン」ですが、ラフィーニャのプレセンタシオンはスペイン現地時間9月5日木曜日午後20時にバライードスで行われることが発表されました。

午後19時30分にバライードスの3〜8番ゲートまでが開放され、このエリアにファンの入場が許可される予定です。

バライードスのピッチに登場する前に記者会見を行い、ユニフォームに着替えてからピッチに入場したあとで記念撮影を行ったあと、バライードス隣接のクラブオフィシャルショップで希望するファンに対してユニフォームへのサイン会も実施されると発表されています。

ア・マドローア練習場での通常練習

国際Aマッチウィークのためにプリメーラ・ディビシオンは2週間の中断となりますが、チーム練習は通常通り行われています。

セルタの練習場であるビーゴ郊外のア・マドローア練習場ではラフィーニャもフルに練習参加。

トルコ代表オカイ・ヨクスル、メキシコ代表ネストル・アラウホ、スロヴァキア代表MFスタニスラフ・ロボツカ、スペインU-20代表フラン・ベルトラン以外のメンバーと通常メニューを消化しています。

カンテラ時代と前回のレンタル加入時にチームメイトだったGKルベン・ブランコ、セルヒオ・アルバレス、DFウーゴ・マージョ、ダビ・コスタス、MFデニス・スアレス、FWイアゴ・アスパスと再会を果たしたラフィーニャは早速歓迎されていたようで、サンティ・ミナやデニス・スアレス同様にチームへの溶け込みとプレー面でのコンビネーションにもおそらく問題はないでしょう。

デンマーク代表MFピオネ・シスト

セルタはフランス人FWクラウディオ・ボーヴュ、デンマーク代表MFピオネ・シストの売却をシーズンオフに模索していましたが2名ともセルタからの退団を拒否。

一時はクラブとしてフラン・エスクリバ監督に両名の試合起用を禁じる旨を公式にアナウンスしていましたが、9月3日に突然シストに関しては試合への起用を許可するとフラン・エスクリバ監督に伝えました。

シストに対してはイングランドからアストン・ヴィラ、メキシコからティグレス、フランスからサンテティエンヌ、イタリアからトリノといったクラブから獲得のオファーがあったものの、この全てをシスト本人が拒否。

メディアの取材に対しても明確に「セルタに残りたい」と表明し、セルタに対しても他クラブへの移籍に同意しないと正式に伝達していました。

昨シーズンに精神的な問題でコンディションを崩し完全に戦列から外れしまっていたため、クラブとしては「本人のためにも」環境を変えることを勧め、移籍の道を模索していましたがシストは頑なにビーゴとセルタに残りたいと主張し続けていました。

プレーのクオリティには問題なく、実力的にも十分にセルタを助けることができると思われているシストは人間性に問題があるわけでもないため、クラブとしてもこれ以上本人を追い詰めるのはモラルの観点からも得策ではないと判断したのでしょう。

ア・マドローア練習場ではインファンティルやカデーテ、アレビンといったカンテラも日々練習を行います。

トップチームでの理不尽な扱いが若い選手達の目に触れることはクラブにとってもプラスにはならないので、シストへの「制裁」とも取れる措置を解除したのはセルタとしては懸命な判断だったのではないでしょうか。

実際にフラン・エスクリバ監督がシストをベンチメンバーに選び、なおかつ試合への出場を決断するかどうかはその都度変わってくるため、リーグ戦への出場が確約されたわけではありません。

しかし条件的には一切の成約が取り払われたことは事実であり、この先シストが再びバライードスのピッチで活躍する日が来るのかどうかが注目されます。

ひとまずは12月まで移籍市場は開かれず、これで21番以外の背番号がすべて埋まったセルタ。

ロマンあふれるメンバーが揃った今シーズン、できればクリスマス休暇までに残留に必要な勝ち点が見えるところまで結果を積み重ね、来シーズン以降に期待を持てるような結果を手にできることを祈るばかりです。

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