スペイン語学習、基礎の基礎。まずはこれを覚えよう【スペイン語-その-(3)-】

スペイン語学習

スペイン語の勉強を始めるならまずはここから!

スペイン語の勉強を始めるなら「まずここから」ということを書きます。つまり「基礎中の基礎」ですね。

どの言語でもそうですが、読み方がわからないことには始まりません。

スペイン語の文字の読み方について解説していきます。

スペイン語で使う文字も「アルファベット」である

スペイン語について全く知らない場合、「文字は何なの?」という疑問を持つ人もいると思います。僕も実際に何人もそういう人に会ったことがあります。

知ると驚く人もいますが、スペイン語で使う文字も「アルファベット」です。ABCDE・・・同じです。

これだけでちょっと安心しませんか?少なくとも、これまで慣れ親しんできたABCのアルファベットと基本的には同じものを使うわけですからね。これだけで心理的なハードルは下がると思います。

スペイン語アルファベットの種類と読み方

スペイン語で使うアルファベットは以下のものです。

  • A〜Zまでの26文字
  • Ñ、RR、LL

上記の29文字がスペイン語で使うアルファベットです。

「Ñ」を見て、「これこれ!何なのこれ!」と思った人もいるのではないでしょうか?大丈夫です、それぞれの読み方をこれから解説します。

スペイン語アルファベット一覧表
文字読み方
Aアー
Bベー
Cセー
Dデー
Eエー
Fエフェ
Gへー
Hアーチェ
I
Jホタ
K
Lエレ
LLエリェ
エジェ
Mエメ
Nエネ
Ñエニェ
Oオー
Pペー
Qクー
Rエレ
RRエルレ
Sエセ
Tテー
Uウー
Vウベ
Wウベドブレ
ドブレウー
Xエキス
Yイェ、イグリエガ
Zセタ

辞書や参考書によっては「アー」などと伸ばさずに「ア」とだけ書いてあるものもありますが、このへんは特に気にしなくても大丈夫です。伸ばすのに違和感があれば別に伸ばさなくても問題ないです。

いくつか留意しておくべき文字について解説しておきます。

「RR」「LL」「W」「Y」について
  • RR
    RRは単体で使うことは基本的にない文字ですが、単語にこの表記が含まれます。カタカナで「エルレ」と書いてありますが、「エ・ル・レ」のように発音するのではなく、「エルレ」の「ルレ」の部分が巻き舌になっていると思ってください。
  • LL
    「エリェ」「エジェ」と2つの表記を書いてあるのは、どちらの読み方をしても良いという意味です。
  • W
    「ウベドブレ」「ドブレウー」と書いてあるのは、国と地域によってどちらの読み方が多数派かが分かれているからです。

    スペイン「ウベドブレ」派
    中南米「ドブレウー」派

    基本的にスペインと中南米で読み方が分かれます。

    スペイン語の共通辞書の編纂や正書法、そして運用法の決定はスペインの王立言語アカデミーが行っていますので、日本で辞書を購入した場合も他の国で購入した場合も、大前提としては「スペインのスペイン語読み」を基本とした読み書きが記されています。

    「ドブレ」というのは「2つ、2倍」という意味なので、「ウベドブレ」は「2つのウベ(V)」という意味。「ドブレウー」というのは「2つのウー(U)」という意味です。英語の「W=ダブリュー」が「ダブル・ユー(U)」を語源にしていると言われていることを考えれば、どちらもおかしいことを言っているわけではないことがわかります。どちらを使っても意味は通じます。

  • Y
    以前「イグリエガ」であると定められていた「Y」ですが、2010年に再定義されたスペイン語正書法では文字の読みが「イェ」であると定められました。ただし、以前の通り「イグリエガ」と言っても今のところは普通に通じます。
「あ行」について

スペイン語学習の初心者がつまづきやすいポイントに、「あかさたな」の書き方があります。それは、いくつかの行には書き方が二通りでも読み方が共通しているものがあるからです。

まずは「あ行」です。

A、HA
I、HI、Y
U、HU
E、HE
O、HO

ここでまず「???」となる人もいるでしょう。

そうなんです。スペイン語では「H」がれっきとして存在するのに、「H」は発音しないんです。「なんで?」とは思わないでください。しないものはしないからですw

「Y」は文字の読み方としては「イェ」か「イグリエガ」ですが、文中や会話の中では「い」と読みます。「イェ」「イグリエガ」というのはただ単にアルファベット文字としての読み方であって、発音ではないことを覚えておいてください。

「HA」が「は」ではなく「あ」と読むのであれば、気になるのは「じゃあ、”はひふへほ”はどう書くの?」ということでしょう。続けて説明します。

「は行」について

スペイン語で「は行」、つまり「はひふへほ」を書く場合、どう書けばいいのでしょうか?

答えは下記です。

JA
JI
JU、FU
JE、GE
JO

「ふ」と「へ」は書き方が二通りあるので注意が必要です。少し厄介なのは、発音上それぞれ2つの読み方に差はないので、会話の中で「ふ」「へ」が出てきた場合、聞いただけではスペルがどちらなのかはわかりません。これは今後単語の知識量を増やしていけば自然に解決しますし、知らない単語だった場合は「J?それともF?」とか「G?J?」とか聞けば教えてもらえるでしょう。

「か行」について

「か行」にもいくつかの書き方があります。

CA
QUI
CU
QUE
CO

「K」がどこにも使われていないのは、もともとスペイン語には「K」を使う単語が存在しないためです。しかし、外来語や外国の固有名詞(Karaokeなど)、スペイン語の特定の地名や人名などには使われるため、アルファベット一覧には定められています。

「さ行」について

嫌な予感がした人もいるかもしれませんが、「さ行」にも書き方が複数あります。

SA、ZA
Si、CI、ZI
SU、ZU
SE、CE、ZE
SO、ZO

「か行」の「き」「け」で使われなかった「C」がここで登場します。

ここで「Z」が出てきたのを見て、勘のいい人なら気づくかもしれませんが、「ZA」が「さ」なら、「ざ」は?と思うかもしれません。答えを言うと、「スペイン語に”ザ行”はありません」。

「なぜ?」と思ってはいけません。ないものはないんですw

もともとあったけど歴史の流れの中で次第に消えていったとか諸々の説はありますが、ここでは触れません。

「B」と「V」の違いについて

最初の段階で覚えておいてほしいことがもう1つあります。それは「B」と「V」の使い方、読み方です。

他の言語では例えば、

  • 「BA」を「ば」
  • 「VA」を「ゔぁ」

のように発音しますが、スペイン語の場合はどちらも等しく「ば」と発音し、表記します。

BA、VA
BI、VI
BU、VU
BE、VE
BO、VO

なので、例えばスペインの地名で「Valencia」という場所がありますが、これを「ヴァレンシア」と表記するのは明確に誤りです。スペイン語にはこういった表記・発音は「存在しないから」です。

まとめ:スペイン語の読み方はアルファベットごとに複数ある

覚えておいてほしいのは、単に「書き方が複数ある」ということだけです。今の段階で「どうして書き方が2つあるの?どうして2つになったの?」とは考えてはいけません。まだまだ立ち止まるところではないですし、解明しようと思うと言語音声学をやらないといけなくなります。そして、やっても明らかになるか定かではないからですw

繰り返しになりますが、学習の初期段階で大切なのは「こういうことがある」というのを知っておくこと、覚えておくことです。これは基礎中の基礎なので、この段階で理解したり頭の中に入れておかないと、間違った覚え方をしてそれが癖になってしまった後から直すのはけっこう骨が折れます。

まずはアルファベットの読み方を覚え、できれば口に出して発音してみて、口に覚えさせるのがいいでしょう。

ではまた次回!

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