第5節終了後のエドゥアルド・コウデ記者会見(セルタ・デ・ビーゴ−カディス)

La Liga情報

開幕3試合を終えた時点で1分2敗の勝ち点1。

さらに第4節のレアル・マドリー戦で500日以上ぶりにサンティアゴ・ベルナベウでプレーすることになったレアル・マドリーの引き立て役となったセルタ・デ・ビーゴは第5節にホーム、アバンカ・バライードスにカディスを迎えた一戦を戦い1−2で敗北を喫しました。

ボール支配率は約80%:20%という圧倒的な数字を記録するも、その実はカディスに「持たされただけ」。

1失点目のセットプレーはともかく、2失点目はホセ・フォンタンが不用意なディフェンスでPKを献上し、マティアス・ディトゥーロがPKをストップするもカディスのアルフォンソ・エスピーノに押し込まれたもの。

後半に入ってサンティ・ミナが1点を返し、その後も攻め続けたセルタでしたがゴール前に迫るもパスがひっかかりカウンターをくらいかける。攻め手を欠いてパスを回すだけに終止するなど効果的な動きを見せることができずにそのまま試合終了となりました。

これで勝ち点15のうちで得られたのはわずか1ポイント。19−20シーズンから続く開幕の低空飛行が繰り返されることになっています。

エドゥアルド・コウデ試合後記者会見

 

説明するのも理解するにもなかなか難しいプロセスを要する試合結果になったのは間違いない。

試合への入り方は悪くはなかったのだが、必要な時に決めきれず、失点はセットプレーと・・・不必要なPKでのものだった。

PKに関しては、まあその・・・フォンタンの”若さ”が出た結果だったと言っても差し支えはないだろう。

2点のリードを許してからの展開に関しても、運を味方に付けられなかった側面はある。

数回にわたりポストにゴールを阻まれたこともあるし、それ以外にも決定的な場面で運がなかったと言えるようなシーンはあった。

いずれにしても、細かい部分で改善の必要性があることは間違いない。しかし後半のように前に出て勝ちに行くという姿勢を見せ続けることはチームとして必要なことだ。後半にああいったプレーができたということは、チームとして何をしなければいけないのかということは理解していたという証明でもある。そしてあの姿を見てファンは何か感じ取ってくれるものがあっただろうとは思っている。結果的に負けたとはいってもね。

とはいえ、15ポイントのうちたったの1ポイントしか取れていないのは事実だし受け入れなければならない。

プレー内容がどうとか、姿勢がどうとかと語ることはもちろんできるが、数字上は「15ポイントあったうちの1ポイントしか取れなかった」という事実は動かしようがない。

後半よくなったとは言っても快適な試合ができたとは言い難い。さっきも言ったように運もなかった。

まだシーズンは続くしすぐに次の試合が来る。運を手繰り寄せられるようにチーム全体を改善していかなければならない。

全体的に改善しなければならない点はハッキリしている。

我々はミスを犯してきている。試合を失うに値するような重大なミスとは言えないものだが、結果的にそのミスの代償を払うことになっているのがここまでの結果だ。

後ろに下がるのではなく前に出て攻める姿勢を見せて試合に入ったし、実際にゴールにも迫っていた。2枚のセンターバックもそこまで重大なミスを犯していたわけではない。しかし結果はこれだ。ミスが起きて、その代償を払う羽目になった。

確かに直近3試合ではディフェンス面でのミスが失点に直結したことは否定できないが、チーム全体でミスを改善するように取り組んでいるし今後もそうあるべきだ。そして特定のポジションだけについて批判や避難をすることを私は好まない。

ただしミスは代償を伴うものだということは確かだ。

今は試合が終わったばかりだし冷静に振り返ることが難しいとは思うが、今日ミスを犯した選手は明日の朝目が覚めた時に思い出して悔しい気分になるだろう。

だがまた練習に行かなければならない。練習を重ねて同じミスを犯さないようにチーム全体を改善しなければならない。起きたことをいつまでも引きずっているわけにはいかないのだ。

必要なのは1試合通じて今日の後半のようなプレーを続けることだ。前半も悪くはなかったが結果を伴うことができなかった。ただし決して0−2に値するようなプレーでもなかった。

とにかくトレーニングを続け、もう一度顔を上げて前に進み、勝ち点を積み上げる必要がある。

後半の3人の交代に関しては、前半にリードを許していてスペースも少なかった。自分達でスペースを消してしまっている側面もあったし引いて出てこない相手に対して何か違いを作るプレーをすることが必要だったということだ。

結果として後半は前半よりも多くのチャンスを作ることができていた。・・・運には見放されてしまったわけだが。我々にもう少し運を手繰り寄せられる何かがあれば、少なくとも2点目を奪うに値するプレーはしていたはずだと思っている。

もちろん90分間を後半のように直接的なプレーで過ごすことができれば文句なしだが、そういうわけにもいかない。前がかりになり過ぎれば当然カウンターのリスクも高まってしまうし、前半からそのリスクをあえて犯す必要があるとも思えない。

とにかく、後半のように積極的で攻撃的なプレーを多く出せるようにチームを改善しなければ。そうでなければビクトル(Radio Galegaのビクトル・ロペス記者)に指摘されたように1ポイントだけで終わってしまうことになる。

当然そんなことは許されない。

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