【セルタ】ダビ・ジュンカの復帰により左サイドの競争が開始。

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左サイドバックのスタメン争いが勃発へ

2015年〜2018年までエイバルでプレーし、日本代表MF乾貴士ともチームメイトだったカタルーニャ人左サイドバックのダビ・ジュンカ。

2018−2019シーズンからの5年契約でセルタ・デ・ビーゴに移籍していたものの、負傷により長期離脱を強いられていたジュンカでしたがようやく全体練習に復帰しました。

ジュンカの負傷後はウルグアイ人DFルーカス・オラサがスタメンの座を確保しており、ここまで15試合連続で左サイドバックのレギュラーとしてプレー。

昨シーズン後半から見せた安定性とタイミングのいい攻め上がりは現在のチームにとって必要不可欠な攻撃の起点になっており、左サイドでデニス・スアレスと絡んだ崩しはセルタの攻撃において一つの「型」になりつつあります。

ミッドウィークの開催も頻繁にある現在のリーグ戦においては各ポジションにローテーションを組める選手層を抱えておくことが重要で、その意味ではジュンカの復帰がフラン・エスクリバ監督にとってメリットであることは間違いないでしょう。

オラサか、ジュンカか

そうなると湧き上がるのが「ではどちらがよりふさわしい左サイドバックなのか」という議論です。

昨シーズンから第5節までの15試合で築き上げたオラサと周囲のコンビネーションは現在のところ非常によく機能しており、特に今シーズンに入ってからのデニス・スアレスとの連携はセルタの左サイドにおける生命線と言っても過言ではありません。

このタイミングでいきなりジュンカをスタメンに戻すというのは現実的ではありませんし、周囲が納得するかどうかという点にも疑問が残ります。

ただし、今シーズンのセルタは比較的激しくディフェンスをする傾向が強いためどこかのタイミングでオラサが累積警告で出場停止になることも十分考えられます。

スペイン最大のスポーツ紙MARCAは、ジュンカが負傷明けであることも考慮した上で、いきなり本格的にジュンカがスタメンの座を取り戻すことは考えにくく、ミッドウィークのリーグ戦があるタイミングでフラン・エスクリバ監督がローテーションを組むことでジュンカのコンディションを見極めていくことになるのではないかと予想しています。

この点に関して僕も同意見です。

まだジュンカのプレーを今シーズンのチームで見ていないのでなんとも言えないというのは当然ありますが、「勝っているチームはいじるな」というサッカーの格言通りに行けばこのタイミングでいきなりジュンカをオラサに替える理由がありませんし、なによりフラン・エスクリバ自身がジュンカを使ったチーム作りをしてきていません。

練習などで状態やプレー内容を見極めながら、徐々にプレーの機会を増やしていき、12月までは交代出場かあるいはローテーションでの起用がメインになるのではないかと僕は考えています。

いずれにしても各ポジションに選手が揃うのは決して悪いことではなくむしろ歓迎すべき状態ではあるので、この厚くなった選手層をチームとして活かせる方向性を確立してほしいと僕は願ってやみません。

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