ウーゴ・マージョとサンティ・ミナは第2節で復帰の可能性
7月のプレシーズントレーニング中から負傷しているDFウーゴ・マージョ、そしてプレシーズンマッチ中に負傷し開幕戦を欠場していたFWサンティ・ミナの2名は、どうやら第2節のバレンシア戦で復帰できる可能性があるようです。
すでに復帰にOKが出ていたGKセルヒオ・アルバレスを含めると、カンテラ出身の主力3名が揃ってバレンシア戦でベンチ入りする可能性が高まっており、フラン・エスクリバ監督にとっては朗報だと言えるでしょう。
そろそろ復帰が見えてくるのではないかと言われていたトルコ代表MFオカイ・ヨクスルでしたが、現時点で土曜日までに復帰できるかどうかは不確実な状態になっており、オカイの復帰はもう少し先になりそうです。
セルタのメディカルチームマネージャーであるガルシア・コタは、プレシーズン中から続出していた負傷者のメディカルチェックをア・マドローア練習場で実施。各選手の状態については良好だと判断しており、特にサンティ・ミナの回復ペースが予想よりも早まっていることに安堵しているようです。
ミナの右足踝(くるぶし)に関しては木曜日と金曜日のトレーニングで特に問題が見られなければ復帰にOKを出せるだろう。彼の踝は我々が思っていたよりも回復が早く、その点に関しては非常に喜ばしいことだ。
当初は復帰の時期は早くても第3節になるだろうと思っていたが、バレンシア戦に出場できる可能性も現時点でゼロではない。
ガルシア・コタは上記のようにコメントしており、期待される主力2名の復帰がありうることを明らかにしています。
トロ・フェルナンデスのコンディション
その一方で、ガルシア・コタはウルグアイ人FWトロ・フェルナンデスのコンディションについて言及。
現時点ではベスト体重をオーバーしていると判断されているトロ・フェルナンデスについて、ガルシア・コタは
栄養士と話す際にはほとんどの場合、すべてのスポーツ選手が実現できるわけではないような理想体重について語られることがある。
多少の問題があるプレシーズンであったことは確かだが、トロ・フェルナンデスの体重は理想体重ではないにせよ、大きく上回るほど悪い状態でもない。
とコメントし、暗に「栄養学的な論点だけではスポーツ選手の体重について語ることは難しいのだ」と取材に訪れた記者や外野の意見を牽制しています。
確かに開幕のレアル・マドリー戦で先発出場したトロ・フェルナンデスの動きはプレシーズンマッチ初戦からさほど改善されていないように見えましたし、随所で「あと少し体が軽ければ」というような場面があったことも事実です。
ただしガルシア・コタが言うように、理想体重の実現に関しては各選手個々人の差があることは事実であり、セルタで言えばかつてアレクサンデル・モストヴォイは開幕するまで体重管理をほとんど行っておらず、試合を通じてコンディションを上げていくタイプでした。
トロ・フェルナンデスもそうしたタイプであるかどうかは別の話ですが、体重管理方法は無理をすると逆に悪影響を及ぼす可能性もありますし、数字だけに囚われてしまうのは危険なことだ、ということをガルシア・コタは言いたいのでしょう。
今シーズンからチームに加入したトロ・フェルナンデスのコンディション調整は非常にイレギュラーなものでることは間違いありません。
ひき逃げ事故の裁判のために10日間以上チームを離れており、少なくとも何らかの心理的な影響はあったはずだと考えるの自然ですし(逆に、なかったらそのほうが問題です)、心理的なケアも含めてトータルな意味でのコンディション調整が必要な状況にトロ・フェルナンデスがいるのだろうと僕は考えています。
少なくとも負傷者の回復や復帰状況を考えれば第2節のバレンシア戦でもトロ・フェルナンデスがイアゴ・アスパスと並んで前線でスターティングメンバーとしてピッチに立つことはほぼ間違いないことだと思うので、早めに彼のコンディションが改善することを祈るばかりです。