【セルタ】ビーゴ市長カバジェーロ、バライードス場内禁煙を検討

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カバジェーロ市長はバライードスでの場内禁煙を推進

ビーゴ市長アベル・カバジェーロは近日中に「バライードスの場内を禁煙にすべきか否か」に関する市民アンケートを実施する意向のようです。アンケートはビーゴ市役所のウェブサイト上で行われる予定とのこと。

プリメーラ・ディビシオン所属クラブのスタジアムでは、既にバレンシアのメスタージャ、バジャドリーのヌエボ・ホセ・ソリージャが場内禁煙になっており、複数の他クラブもスタジアム内の場内禁煙を推進していると言われています。

スペインの喫煙事情

スペインの厚生労働省が2018年に実施したアンケート結果によれば、スペイン国内の2018年度喫煙率は全国民に対して22%となっています。

これは過去30年間で最も低い数字で、前回2012年に行われた同じアンケート結果での喫煙率は24%でした。

ただし、低下傾向にあるとはいえ男性の喫煙率は25.58%。女性の喫煙率18.76%と比較した場合はまだまだ「4人に1人」は喫煙している計算になります。

EU全域で施行されているはずのいわゆる「禁煙法」は基本的に「屋内施設での喫煙」を禁止しています。しかし屋外での喫煙を厳しく取り締まっている印象はなく、実際に僕が最後にスペインを訪れた2015年の段階では屋内の禁煙は徹底されていたものの、屋外では昔と変わらず喫煙者が多かったのを覚えています。

スタジアムに目を向けてみると、僕が住んでいた当時スタジアム内では普通に喫煙者が溢れていました。通常の紙巻きタバコだけではなく葉巻を好む人も多いスペインでは、リーグ戦を見にスタジアムに行くと体中に葉巻とタバコの匂いがついたものでした。

当時は僕もタバコを吸っていたので「ああ、匂いがついたな」程度の感覚でしたが、嫌いな人にはたまらない匂いだったことは想像できます。

今でもテレビ中継などを見ていれば、手にタバコや葉巻を持ったファンが審判の判定に怒鳴り散らしているのを見かけることができますが、僕が住んでいた当時はタバコや葉巻を吸いながら観戦する人はもっと多かったので、「だいぶ吸う人減ったんだな」とは思います。ただ、実際その場に居合わせてタバコが嫌いな人には我慢ならない環境でしょうねw

バライードスではどれぐらいの人数が喫煙しているのか?

バライードスに話を戻すと、約29,000人が収容できるバライードスで22%の喫煙率だとすると満員の場合には6,380人が喫煙している計算ですね。

スタジアム内をリオ・アルト、リオ・バホ、プレフェレンテ、トリブーナ、ゴール、マルカドールの6つに区分けしても各スタンドで1,000人が喫煙していることなるということです。

各スタンドはだいたい4つ〜5つのブロックに分かれていますが、それでも各ブロック200〜250人ぐらいの人がプカプカと煙を吐き出しながらサッカーを見ているわけですね。

僕は数年前にタバコを辞めることができましたが、タバコを吸わなくなったら他人の煙がものすごく気になるようになったので、スタジアム内を禁煙にするという取り組みは、ファンを増やし快適な観戦環境を提供するという意味では全体的に良いことでしょう。

ちなみに言うと、僕は禁煙には成功しましたが「嫌煙厨」みたいにはなっていませんw

バライードスの改修工事続報

カバジェーロ市長がバライードスの場内禁煙を進めようとしているのには、バライードスの改修計画にも関連があるようです。

ビーゴ市とセルタ・デ・ビーゴはバライードスの改修工事計画を進めており、今秋にはゴール裏スタンドであるマルカドールの改修が行われる予定になっています。

バライードスの改修工事は既にバックスタンドであるリオ・アルトとリオ・バホ、メインスタンドであるプレフェレンシア(メインスタンド下段)とトリブーナ(メインスタンド上段)の改修が終わり、それぞれのスタンドを覆う屋根の改修も完了しています。

マルカドールの改修工事が終了すると残すはもう1つのゴール裏スタンドであるゴールと地下駐車場の建設を残すのみとなり、それが終わるとバライードスの改修工事は全て完了することになります。

改修が終わると最大収容人員が数千人分上乗せされることになるため、セルタのクラブ収入と市の税収に直接影響します。一人でも多くのファンにスタジアムを訪れてもらい、快適な体験をしてもらった上でリピーターになってもらう。それがクラブとビーゴ市双方のメリットになるわけですから、スタジアム内の環境を改善しようとするビーゴ市側の動きは評価されるものでしょう。

喫煙者にとっては肩身の狭いことになるかもしれませんが、こればかりは時代の流れですし、甘んじて受け入れる以外の選択肢はないのかもしれませんね。

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