Macを検討している方向け:Macとの出会いとMacの好きなところ

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Macとの出会い

普段遣いの自宅PC

突然ですが、皆さんパソコンは何を使ってますか?

僕がMacを使い始めて9年目になります。それまではSONYのVAIOだったり富士通のFMVデスクトップだったりと、WindowsPCを使っていました。最後に自宅でWindowsPCを使ったのは、Dellのスリムタワー型のやつだったはずです。

僕がMacに乗り換えた時期というのは、iPhone4が出てしばらく経った頃。日本でもスマホへの急激な移行が始まりかけていた時期です。

当時勤めていた会社で僕は営業をしており、産業用機械を販売することもあったのでよく技術部の方と取引先へ同行してもらい、製品説明をする機会が頻繁にありました。その時期はちょうど僕の営業エリアを担当することになった特定の技術員の方と同行することが多かったんですが、会社支給のPCはWindows(東芝のDynabookでした)だったのに、なぜか技術部の人達だけはMacだったんですよね。

製品を動かすためにはソフトウェアと、インストール用のワークステーション。そして社内サーバーンをセットで販売する必要があり、場合によっては実機を使った簡易デモを行う必要もありました。当時の僕は表面的なキーワードだけでしかそういった技術面のことを説明できず(今も大して変わっていませんが・・・)、実際に現場で製品を使う取引先の技術者の方に説明する際にはヘルプが必要だったので、それこそ1週間に何度も社内の技術員の方に同行してもらっていました。

「すごいなあ」と思いながら横で謎の薄ら笑いを浮かべつつ簡易デモを見ていることしかできなかった僕は、彼の使っているMacに釘付けになりました。

銀色の鈍く光るボディ。実用上何のメリットがあるのか一切不明ですが、電源が入ると眩く光を放つリンゴのマーク。会社のPCとは明らかに異なるキーボードのタイピング音。そして閉じればスリープになり、開ければ復帰するという理解不能な電源機構。

正直な話、僕は製品説明そっちのけで彼が使うMacの姿に見とれてばかりでした。

カッコイイ

美しい

なんかよくわからないけど凄そう

マウスも持たずにトラックパッドだけで全ての操作をこなし、華麗にショートカットを使いながら思い通りの見せ方を披露するその様子がたまらなくカッコよく見えたんですよね。しかも軽そう。そして何より薄い。彼が使っていたのはMacBook Airの13インチモデルだったので、初めて見るそのフォルムは僕にとって衝撃的なものでした。手前に来るにつれて楔形になっていくAir独特の形状と、明らかに製造過程で削り出しているであろうアルミのボディに穿たれたUSBポート。

「ホコリ入ったりしないの?」とかそういうことを考える以前に、その自然な佇まいがとにかく僕の目を引き、心を打ちました。これを持って使っていれば、自分も何者かになれるんじゃないか?そんな錯覚すら抱かせるほどの衝撃をそのMacBook Airは僕に与えました。

Macのことを考え始めた日々

そこからは寝ても覚めてもMacのことばかり考えるようになります。ネットでMacを使っている人の記事を読んだり、Mac関連の書籍を読んだり、Windowsとどう違うのかを調べたり。

僕のMacに関する知識は「音楽やイラストをやるプロ向けのパソコン」程度のもので、一般人には縁のないものだと思いこんでいました。実際に取引先の技術者の人達は全員Macでしたし、しかもそのMacはMac ProG4やG5。どでかいタワー型の筐体に巨大なディスプレイを何枚も同時接続して、眉間にシワを寄せながら黙々と彼らは自分の作業に没頭しているわけです。

そんなイメージしかなかったMacにノート型があり、しかもMacBook Airは半端なく薄い。知れば知るほどMacに買い換えようかどうしようか真剣に考えるようになりました。

そんな時にYouTubeで見てしまったのがこのトレーラーです。

これを見て一発で「買おう!」と心に決めましたw

翌日、僕は速攻で仕事を終わらせ帰り道にヤマダ電機へ飛び込み、MacBook Airを購入したのです。職場の近くにっ地下鉄銀座線の駅もあったんだから、なんでアップルストアで買わなかったんだろうと今では思いますが、当時はそんなこと思いつきもしなかったんですよねw

Macにしようと思い切ったのはMacBook Airのフォルムに惚れ込んだというのもありますが、僕にとって大きかったことがもう1つあります。

Macとスペイン語

それは、スペイン語に標準で対応しているということでした。現在のWindows10であれば確かデフォルトで多国語言語パックがインストールしているのでスペイン語を使うにもそんなに苦労しないはずだと思います。しかし当時僕が使っていたPCのOSはWindowsXP。そもそも日本語版Windowsがインストールされていて、メニュー表示などもスペイン語には変更できませんでした。

キーボードの追加はできましたし、設定を行えばキーボードでスペイン語の特殊文字などもタイプすることはできましたが、OSの言語もスペイン語に変えて遊んでみたかったので、OS Xがいつでも自由にメニュー言語をスペインへ変更できるというのは僕にとって非常に魅力的でした。

Macは持っていないけどiPhoneやiPadを持っているという方ならわかると思いますが、iPhoneやiPadを一番始めに起動すると「言語を選択してください」という画面が出てきますよね?あれがMacでも同じ様に設定できるんです。

システム言語をスペイン語へ変更するのは環境設定から行わないといけませんが、スペイン語キーボードへの切り替えに関してはキーボードの設定を一度してしまえば「command+スペース」を押すだけで一発で行えます。Windowsの場合は切り替え用のショートカットを、普段のキーボード操作も考慮しながら設定しないといけませんでしたがMacの場合はそれがもっとシンプルに思えたんです。

当時はプログラミングに興味を持っているわけではなかったので、Macには標準でHTMLにも対応しているテキストエディターが付いているとかそういうことは一切知りませんでしたが、とにかくWindowsよりも体感的に簡単な操作でスペイン語が使えるというのは僕にとって大きなメリットであり魅力でした。

こんな感じでMacと出会い、Macユーザーになって今年で9年目。今はMacBook Proの2015年モデルを使っていて、そろそろ3年目になります。2016年モデルのMacBook Proでキーボードがバタフライ式に変わりましたが、その前に発売されたMacBookのキーボードを触ってみて、どうもしっくり来なかったので2015年モデルを駆け込みで購入したものです。

キーボードのタッチ感やキータイプ音がすごく気に入っているので、スペックも十分ですし当分はこれを使おうと思っています。

気に入ったものを使うのが一番楽しい

世の中には「Windowsのほうがいい」「いや、Macのほうがここが優れている」などの意見や議論が溢れています。お互いのユーザーがお互いに対して優れている点をアピールしたりもしています。

しかし個人的な意見を言うと、結局のところ使うのは自分自身ですし、せっかくお金を払って購入する道具なわけですから、自分が気に入ったものを使うのが一番いいと思います。

この記事でも僕は「Macに変えたほうがいい」ということを言いたいわけではないんですよね。たまたま僕がMacを使っていてMacが好きなので、それを紹介しているだけという感じです。

ということで、もし今Windowsを使っていてMacを次の買い替え対象にしていたり、買い替え対象にしようかなと考えている人の参考になれば幸いです。

それではまた。

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