【ラ・リーガ】週明けの動き。残り2節は全試合同時刻開催が決定。

ラ・リーガ La Liga情報

第36節終了時点の順位表

順位 チーム名 試合数 勝ち点 得失点差
UCL 1 バルセローナ 36 83 25 8 3 52
2 アトレティコ・マドリー 36 74 22 8 6 26
3 レアル・マドリー 36 68 21 5 10 21
4 ヘタフェ 36 58 15 13 8 15
EL 5 バレンシア 36 55 13 16 7 12
6 セビージャ 36 55 13 16 7 13
  7 アトレティック・ビルバオ 36 50 17 7 13 -4
8 レアル・ソシエダ 36 47 12 14 10 -1
9 エスパニョール 36 47 12 11 13 -6
10 アラベス 36 47 12 11 13 -10
11 エイバル 36 46 11 13 12 -3
12 レガネス 36 45 11 12 13 -3
13 ベティス 36 44 12 8 16 -11
14 セルタ・デ・ビーゴ 36 40 10 10 16 -7
15 ビジャレアル 36 40 9 13 14 -4
16 レバンテ 36 40 10 10 16 -8
17 バジャドリー 36 38 9 11 16 -18
降格 18 ジローナ 36 37 9 10 17 -14
19 ラージョ・バジェカーノ 36 31 8 7 21 -28
20 ウエスカ 36 30 6 12 18 -22

第37節-最終節は全試合同日同時刻開催

バルセローナの2年連続優勝が決まったラ・リーガ・サンタンデール2018-2019シーズンも残り2節。

この残り2試合に関しては下記の通り、全試合同日同時刻開催が決定しました。

  • 第37節:スペイン時間5月12日(日)18:30
  • 第38節:スペイン時間5月18日(土)18:30

第37節の見どころと注目対戦カード

チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグ出場権争い

来シーズンのチャンピオンズリーグ出場枠は3チームが確定。残り1枠を巡って、ヘタフェ、バレンシア、セビージャの3チームが争います。

ヨーロッパリーグ出場権を巡る争いも、7位のアトレティック・ビルバオは2連勝した上でバレンシアかセビージャの取りこぼしがあればチャンスがあります。その意味ではアトレティックが36節のバジャドリー戦を落としたのは痛かったでしょう。勝利していれば37節でヨーロッパリーグ圏内に入ることもできた可能性がありました。

アウェーとはいえ、1つでも勝ち点を積み上げておきたいはずのアトレティックでしたが結果は精彩を欠いたプレーに終止しての敗戦。試合を見ていたファンにとっては消化不良気味の展開と結果だったはずですが、状況を細かく見ていくと辛うじて理解できなくもありません。

コパ・デル・レイの決勝がバルセローナとバレンシアの間で争われることから、7位のチームにもヨーロッパリーグ予備選への出場権が与えられることになるからです。つまり、アトレティックにとっては仮に36節でバジャドリーに負けたとしても、37節と38節での勝ち点の積み上げによっては7位をキープできるという算段があったのかもしれません。

アトレティック対セルタ・デ・ビーゴ

そのアトレティックと敵地サン・マメスで戦うのが14位のセルタ・デ・ビーゴ。

スタメン全員を入れ替えたバルセローナをホームで破り、残留へ向けて前進したセルタ。しかしバジャドリーがアトレティックに勝利し勝ち点を38まで伸ばしたことで、まだ予断を許さない状況が続きます。

37節アウェーのアトレティック戦後、最終節は既に降格が決まっているラージョ・バジェカーノと対戦します。しかし今シーズン前回の対戦ではラージョが4-2でセルタを下しており、直近でもレアル・マドリーにホーム、バジェーカスで勝利を収めるなど相変わらず油断のできないチームです。

ラージョ・バジェカーノ対バジャドリー

そのラージョ・バジェカーノは37節でバジャドリーをホームに迎えての対戦。

ラージョ自身は降格が決まっていることが影響して、アウェーとは言えバジャドリーが勝ち点を積み上げるのか。それともホームで喜ばせるわけにはいかないとラージョが意地を見せるのか。

昔から「誰も望まないアウトサイダー」として、数々のチームが抱いている思惑を台無しにする「いい役回り」を演じてきているラージョ。今シーズンも何かをやらかしてくれるのでしょうか。

バレンシア対アラベス

バレンシア対アラベスの一戦も注目です。前述の通り、コパ・デル・レイの決勝がバルセローナとバレンシアの間で争われること。そしてバルセローナは既にリーグ優勝を決めているため来シーズンのチャンピオンズリーグ出場を確定させています。

バレンシアがリーグ戦を5位で終えヨーロッパリーグ出場権を確定させた状態、且つコパ・デル・レイ決勝に残っている状況から、リーグ戦7位のチームにヨーロッパリーグ予備選への出場権が与えられます。となると乾が所属するアラベスにもまだヨーロッパリーグ出場の可能性が残っています。

果たして2000年代初頭のミラクル・アラベスの復活がある得るのかどうかも注目です。

アトレティコ・マドリー対セビージャ

アトレティコは3位以内を確定させているものの、最終順位までは確定していません。現在2位のアトレティコと3位レアル・マドリーとの勝ち点差は6。

しかし仮にレアル・マドリーが大量得点で2連勝し、且つアトレティコが無得点で2連敗を喫することがあると得失点差でレアル・マドリーに2位の座を明け渡すことになりかねません。アトレティコとしてはなんとかレアル・マドリーを抑えて2位でシーズンを締めくくりたいところでしょう。

セビージャはスポーツディレクターにクラブOBのモンチが復帰。それまでスポーツディレクターを勤めていた名将ホアキン・カパロスが監督に復帰したばかり。今シーズンのゴタゴタを一掃し、来シーズン心機一転の再スタートを切るためにも残り2試合をいい形で締めくくりたいところです。

加えて第36節では年に一度のお祭「フェリア・デ・プリマベーラ」真っ最中のホームゲームでレガネスに0-3の敗戦を喫しています。連敗は避けたいセビージャがどう戦うのかも注目です。

バルセローナ対ヘタフェ

ヘタフェにとってはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権内確定がかかった重要な一戦になります。

2006-2007、そして2007-2008シーズンとコパ・デル・レイ決勝へ2年連続で出場し、どちらも準優勝で終わっているヘタフェ。それぞれ9位(2006-2007)、14位(2007-2008)とリーグ戦成績は振るわなかったものの、国内カップ戦準優勝の特権でUEFAカップへ2年連続出場していました。しかしここまでチャンピオンズリーグへの出場はクラブの歴史上一度もありません。

ヘタフェとしてはなんとか勝ち点を積み上げ、一歩でも半歩でもチャンピオンズリーグ出場に向けて歩みを進めたいところです。

対するバルセローナは優勝を決めたこともあり、36節のセルタ戦ではスタメンを全員変更。5月7日のチャンピオンズリーグ準決勝、アンフィールド・ロードで行われるリヴァプールとの一戦に向けて主力に休養を取らせたと見られています。しかしセルタ戦でウスマン・デンベレが負傷退場。リヴァプール戦と37節への出場が疑問視されています。

果たしてリヴァプール戦後の37節で、監督エルネスト・バルベルデはどのようなメンバー構成を見せるのでしょうか。

レアル・ソシエダ対レアル・マドリー

監督に復帰したジネディーヌ・ジダンが、あからさまに態度の悪いウェールズ代表FWギャレス・ベイルに対して、練習中に面と向かって「来シーズンの戦力外」を伝達したと伝えられているレアル・マドリー。

2019-2020シーズンに向けたチームの大改革が予想されていますが、だからといって今シーズンが終わったわけではありません。第36節はサンティアゴ・ベルナベウでビジャレアルに対し3-2で勝利を収めたとはいえ、終盤に不安定なところを見せてしまっており、ベルナベウのスタンドもガラガラという有様でした。

2度目の会長就任から長いフロレンティーノ・ペレスに対するファンからの風当たりも強くなっており、今シーズンの終わり方が情けないものになってしまうとペレス本人の今後にも影響するでしょう。

残り2試合で、とりあえずファンの溜飲を下げるような試合を見せることができるのかどうか。ジダンの手腕と選手達のやる気に注目が集まります。

今年も最後まで見どころが溢れるラ・リーガ

降格争いも含めて、今年もラ・リーガの終盤戦には見どころが溢れています。

チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ。上位陣の最終順位争いとクラブ史上初の栄誉。

そして天国と地獄ほどの差があるセグンダAへの降格と残留争い。

状況からしていくつかのクラブの命運は最終第38節にならないと明らかにならない可能性が高くなっています。

胸をなでおろすのは誰か。悲嘆にくれる結末を迎えるのは誰か。悲喜交交の終幕まで、残っているのは12日間です。

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